こんにちは。 Dr. Noriです。
今回は在宅医療に欠かせないCADD Legacy(在宅用PCAポンプ)の設定や操作がより理解しやすくなる法則を解説します。
これを理解すれば、操作が簡単になります。
実際の操作を動画でご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
動画で解説ーPCAポンプ(CADD Legacy)の操作方法
- 動作を停止する
- ロックレベルをLL0に変更する
- スクロールをして各項目を設定する
- 設定終了後、ロックレベルをLL2に変更する
- 動作を開始する
作動の開始「スタート」と停止「ストップ」
作動の開始と中止は左上の「停止/作動」ボタンで行います。
長押しで3秒程度のカウントダウンが画面に表示されます。
作動開始された場合、画面が自動でスクロールします。
一通りスクロールが終了したら「ドウサチュウ」と表示されます。
設定変更は「ストップ」させロックモードをLL0に変更してから行います
流速やドーズ量、ロックアウトタイムなどの設定変更をする場合は、作動を停止「ストップ」させなければなりません。
まず左上の「停止/作動」ボタンを長押しして停止させてください。
次に左の列の真ん中に「ロック」ボタンがあります。これを押してロックレベルを確認します。
LL0、LL1、LL2のいずれかが表示されます。
LL0は設定変更ができる状態です。LL0以外の場合LL0に変更しなければなりません。
「ロック」ボタンを押して、ロックレベルの状態が画面表示されたら、右列にある上下の矢印ボタンを押してLL0にします。
「ロック」ボタンを押すと暗証コードの入力が求められるので、右列の矢印ボタンを押して暗証コードを表示させたら「ロック」ボタンを押します。これでLL0に変更できます。
各種設定が終わったらこの逆を行います。
「ロック」ボタンを押してロックレベルを表示させてから矢印ボタンでLL2に変更します。
「ロック」ボタンを押して暗証コードを矢印ボタンで表示させたら「ロック」ボタンを入力します。これでLL2に変更できます。
設定の変更は「スクロール」と「入力/リセット」で行います
ロックレベルをLL0に変更したら真ん中にある「スクロール」を押して設定項目を表示させます。
通常設定する項目は次のようになります。
「スクロール」を押すと順番に設定項目が表示されます。
- カセットの大きさ
- 流速 ml/hr
- ドーズ ml
- ロックアウトタイム min
- 時間有効回数
表示させたい項目が過ぎてしまった場合は、「スクロール」を続けて何回か押すと同じ項目を表示させることができます。逆戻りはできません。
設定する項目を表示させ、上下矢印ボタンで数値を変更し、上段真ん中の「入力/リセット」ボタンを押して確定させます。「スクロール」を押して次の項目を表示させます。
補足:投与単位を設定する画面がありますが「ミリリットル」を選択した場合は薬液濃度の設定画面は表示されません。
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